日本道徳基礎教育学会は、道徳の基礎教育の研究・討議・実証を行い、我が国の道徳教育の向上発展をはかることを目的としている。この目的を達成するために本学会は下記の事業を行っている。
1.研究大会の開催
毎年7月に、筑波大学附属小学校において、定期の研究大会を開催している。この研究大会においては、道徳教育の直面している課題にテーマを設定し、研究発表や公開授業を基にした研究・協議を行い、課題の解明を行っている。
また、随時、地方支部と協同で、地方研究大会を行っている。
ここに過去5年間の研究テーマを掲げると、以下のようである。
平成24年 道徳授業のもとを考える―子どもはいかにして自ら問いをもち、考えはじめるか―
平成25年 道徳教育の「もと」に立って道徳の教科化を考える
平成26年 道徳授業のもとに立って教科化を考える
―人間のよさに向かう心と行動から道徳の授業を考える―
平成27年 道徳授業のもとに立って道徳科を考える
―人間のよさに向かう心と行動を考える道徳の授業―
平成28年 道徳教育のもとに立って ―教科化の趣旨を生かした道徳の授業を考える―
2.機関誌の発行
研究テーマに沿った研究や今日的な教育の問題に対す研究などを、機関誌『道徳教育研究』に編集し、年間3回発行しています。
3.研究紀要の発行
学術的な意味合いの濃い研究や実践授業を通して検証した研究などを、研究紀要『道徳教育論集』に編集し、年一回発行しています。
4.合宿研修の開催
毎年、夏期休業中に、道徳授業の指導案を実際につくる、『夏期合宿研修会』を2泊3日の日程で開催しています。
5.講師派遣
支部(会員10名以上)からの招聘があれば、本部から研修会のための講師を派遣しています。